列車写真の撮り方

■列車写真とは■
列車写真とは編成全体を写真に収める最もオーソドックスな方法。プラットホームの端から取るのが一般的。

■いい写真を撮るために■
列車をブラさない。
列車をぎりぎりまで引き付けて、撮影する。
・視界が届く編成は全て構図の中に収める。尻切れトンボにしない。
・架線柱が車両先頭部にかからないようにする。
・架線や標識など障害物が入らないようにする。
・水平に撮る。

■列車写真の撮り方■
1.カメラの設定
まずカメラのAF設定を行おう。9点AFなど多分割測距搭載カメラは増えてきたが私は中央の1点測距に設定することをお勧めする。なぜなら自動測距点選択だと列車に焦点が合わない場合があるから。設定の仕方などはカメラの説明書を読むこと。露出プログラムはシャッタースピード優先にする。列車がブレないシャッタースピードは状況によって変わるが1/500ぐらいあればいいでしょう。シャッタースピードについてはここに別記した。

2.置きピン一発単写
AFをどう使うか。一点測距にしたところでその測距点を列車の先頭部が移したいタイミングの上を通過する線路の上にピントを合わせる、つまりシャッターボタンを半押しする。半押ししたまま次に撮影したい構図に戻す。最後に列車が来た時にピントを合わせた線路の上に来た瞬間にシャッターボタンを完全に押し込む。このピントを合わせて待ち伏せすることを置きピンという。

またなぜ、単写がいいかというと連写よりも限界まで列車を引き寄せられるから。私は新しいカメラを購入し数ヶ月の間連写に頼ってやたらと枚数だけを撮っていましたがやはり使える写真は一枚だけ。それも置きピン一発単写をしていた頃よりも列車が遠くにあり、迫力に欠けてしまっている。パソコンは太っていき、良い写真が無い。やはり動きの速い鉄道写真は置きピン一発単写に限る。

■構図の取り方■

直線上で撮影する
ローアングル(low angle)
鉄道写真の基本型。カメラレンズの光軸を列車と同じ、又はそれよりも低いところから撮影する方法。
ハイアングル(high angle)
歩道橋上から撮影。いろいろ障害物が入りましたが電化が進んでいる現代でハイアングルで障害物を入れないのは非常に難しい。
カーブで撮影する
インアングル(in angle)
編成の内側が見えるように撮影する。撮影者がカーブの内側にいるか外側にいるかは関係ない。
アウトアングル(out angle)
編成の外側が写るように撮影。この場合、編成の後ろの方は写らないが迫力のある写真に仕上がる。

この基本4種類を組み合わせたりするとさまざまで個性的な写真が出来る。原則その場その場で考える。


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