流し撮りをする
■流し撮りとは■
鉄道写真やカーレースなど横に動くものを写す典型的な鑑賞写真。シャッタースピードをやや遅めにして車両に動きを合わせて背景をブラす。スピード感溢れる写真が出来上がる。問題は成功率が低いこと。ここでは成功率を少しでも上げるために具体的な方法を説明する。
まず、大きく分けると二種類ある(私からすると)。
|
線路の付近で広角レンズで流し撮りする。特徴としてはピントは一点にしか合わない。線路の近くで撮影するため、画面上での変化量(ブレる量)が多く、車両の右方のブレは左右のブレではなく、前後のブレが起こる。また車両が近くに来ると急激に体感通過速度が速くなるので注意する。
|
|
遠くから望遠レンズで撮影する。こちらの特徴は車両全体のピントが合う。線路から遠いため、変化量が少なく車両は、はっきり見える。 |
■撮影法■
シャッタースピードを1/160秒程度にしておく(状況におおじて変える)。コンパクトデジカメの場合は絞り優先で絞りきると良い。そして連写モードに設定。流し撮りを決めたい場所で置きピンする(重要)。列車が着たら、遠いところから流し撮りを開始する。この時、右目でファインダーを見て、左目で実物を見ながらカメラを動かしていく。流し撮りを決めたい場所を列車が過ぎてもそのままシャッターを切り続けるのがコツ。とにかくカメラの動きを列車に合わせること。こうすると成功率が高まる。
シャッタースピードが長ければその分だけ流れるがぶれる可能性も高まる。列車との距離、列車の速度、明るさによって状況は刻々と変化するのできっぱりと何秒に設定すればいいとは言えない。センスを磨くしかない。あと三脚の使用は薦めない。
|