餘部鉄橋

来年の春からコンクリート橋への架け替え工事が始まる美しい山陰本線餘部鉄橋。鉄道ファンに限らず、一般客にも人気の観光スポットとなっている。昭和61年の強風による列車墜落事故以来、風速20m以上の場合は通行止めにされてしまうため冬場はしょっちゅう止まってしまう。いくら美しいとはいえ丈夫なコンクリートへの架け替えは仕方がない。
今日は平日に限らず観光客は多かった。

最初に、播但線が全線開通100周年を迎えたそうで小型ヘッドマークが取り付けられていた。
餘部駅。無人の小さな駅。
餘部橋梁仕様表。
 この壁画には餘部駅建設の様子が描かれている。当時、餘部鉄橋が開通した後でも餘部駅は無く、周辺住民は雨の日も、炎天下の日も鉄橋を渡り、4つのトンネルをくぐり、電車に乗るために隣の鎧駅まで歩いていた。そんな状況を打破すべく、国鉄への駅建設の強い要請によりようやく建設に着工。住民自ら海岸から石を運び駅を造った。
 私が駅で電車を待っているとき、女子高校生か大学生とおもわれる2人組が話をしていてそのうち一人が餘部周辺の解説をしていた。彼女が小学生の時(正式にはH13.11)にこの壁画をPTAなどと協力して元の写真から写し、完成させたらしい。なんだか強制労働に見えなくもないが...
駅を降りるとすぐに鉄橋撮影ポイントの案内がある。みんな列車を降りるとその列車の後追い撮影のためここを駆け上がっていく。
餘部鉄橋は山陰地方を代表する観光スポットになっており、鉄道ファンに限らず一般客も多数訪れていた。
これがその撮影地からの一枚。
本数が少ないので待っている間谷の下に降りてみた。商店らしきところでは餘部鉄橋の建て替えにともない記念スタンプと一枚1000円くらいで写真の無人販売をしていた。
これが記念スタンプ。

Goodbye Amarube Viaduct
ありがとう!余部鉄橋

と書かれている。
もう一枚。これは夏休み限定で餘部鉄橋からの景色を楽しんでもらおうという企画列車あまるべロマン号。もともと列車の本数が少ないからこれのお陰でだいぶ撮影チャンスが増えた。
ヘッドマークアップ。手書き?くさい。
普通列車をホームから撮影。
また下に降りた。
近くの墓場から撮影。美しい。
例の列車墜落事故の慰霊碑。
餘部鉄橋解説立て看板。
海側から撮影。防波堤からうまい具合撮影できる。
最後にあまるべロマン号を撮影。